作:岩瀬顕子(日穏 -bion-) 演出:石塚幹雄
【日時】2024年10月3日(木)~5日(土)
【場所】麻布区民センターホール
【あらすじ】
仕事を辞めて、母の介護に専念するため実家で暮らす望月静。認知症に加え、骨折で寝たきりになってしまった母を、ついに施設に預けることに決めた。
そんなある日、5年前に行方不明になった弟の豊が、突然現れたのだった・・・。
【CAST】
望月豊/大木勝男 小沼武司
望月 静 奥山規子
沼田昭二 高橋宏和(フリー)
吉沢兼子(W) 斉城 薫
吉沢兼子(W)小林明日香
吉沢太郎 安原 昇
吉沢弘樹 植村啓市
小林五郎 川村富雄
坂井清美 小林朝子
大久保正直 小林文夫
アナウンサー(声) 村田佳代
勝男の母(声) 高田久枝
【STAFF】
演出 石塚幹雄
舞監・美術 本川國雄
音響 坂田ひろの
照明 福田さやか
音楽 上田麻衣子
演出助手 奥山規子
舞監助手 川村富雄・植村啓市
衣装 斉城薫・奥山規子
小道具 小林朝子・小林明日香
制作 小沼武司
♪ご来場いただいた皆さまからの声

皆とても素晴らしかった。今介護をしています。忘れていく母親を見守っています。これからも家族と幸せを感じていたいその時の問題を取り上げわかりやすく演じていらっしゃいました。
想像していた3倍泣かされました。もう一度見たいくらいです。役者さんも良かったし演出・台本も素晴らしいと思います。来年で最後なのが残念です。
不思議なストーリー展開でしたが引き込まれました。母の手のぬくもりが感じられました。「ゆたか」の2人役は特にすごいです!
懐かしい人間関係が自分の育った時代と重なって自分もそこにいるようでした。人の優しさが人を変えるのですね。


涙ポロリ、自分の身にも訪れる介護の事などいろいろ考えさせられる回でした。少し介護に向けて心づもりが出来ました。
一人二役、上手でした。ありがとうは、今のうちに行っておくことが大事、以心伝心と思っていても、会えなくなることもある。事故や認知症etc伝えきれない時もあると考えさせられました。
やっぱり愛なんだなと感じます。人は愛で変われるのですね。
はじめから物語に引き込まれ一つの部屋でいろいろな人間模様がくりひろげられて感動しました。役柄がぴったり合っていてホームドラマを見ているようでした。
介護、虐待、貧困と重いテーマがあって、社会問題になっている現実もあり身近に感じられました。特に認知症など自分の体験とも重なり何度もうなずきながらセリフを聞いていました。


演者さんはもちろん時間を表す照明や場を引き立たせる音楽も美しく場があっという間に過ぎていくようでした私は声劇中心ですが参考になります。表現豊かで声が透き通っておりさすがでした。
会話が聞きやすく1時間30分が30分ほどに感じられた。大道具のクオリティーが高すぎる。去年も今年も涙腺がこわれました。来年もぜったい見に来ます。
人の心を救えるのはやはり人の優しさであることをつくづく感じました。勝男さんがみんなの優しさに変わっていくところ、静さんが一人で母の介護をしているのが心にしみました。私も福祉職のものとしてこれからも人の支援に努めます。
