作:岩瀬顕子(日穏 -bion-)  演出:石塚幹雄

【日時】2023年10月5日(木)~7日(土)

【場所】麻布区民センターホール

【あらすじ】
とある寂れた温泉街に、姉弟で切り盛りしている旅館があった。五代目を継いだ弟の亮太と、それを手伝う長女で助産師の加代子。苦しい経営状況の中、打開策のアイデアを出し合って試行錯誤する毎日であった。そんな中、海外に住んでいた次女 真希が、急に帰国してくることとなった。ひとり娘を連れて帰ってきた真希だが、ヨーロッパにひとりで旅立つと言う・・・。
【CAST】
天野加代子 奥山規子
天野亮太  小沼武司
天野真希  斉城薫
笹川徹夫  安原昇
藤倉信明  大木章(シアター...イン・プログレス)
鳥居ひな子 小林朝子
山根奈津江 小林明日香
米田正彦  植村啓市
天野凛   吉田未来(フリー)
田部次郎  小林一雄
【STAFF】
演出   石塚幹雄
舞監・美術 本川國雄
音響   坂田ひろの
照明   福田さやか
音楽   上田麻衣子
演出助手 奥山規子
舞監助手 川村富雄・植村啓市
衣装   奥山規子・小林明日香
小道具  斉城薫・小林朝子
制作   小沼武司・吉田未来

♪ご来場いただいた皆さまからの声

凛ちゃんと真希さんのやりとりに涙が溢れた。社会問題をたっくさん身近に感じながら、自分だったらどの立場に立つのか考えながら観ていたので、まだ頭がボーッとしている。

感情表現が豊かで素晴らしいなぁと終始感動していた。こんなに生き生きとした役者がいて、日本も捨てたもんじゃないなぁと明るい気分になった。内容(死・安楽死・LGBT)についても考えるきっかけになった。大感動!ありがとう!

とても良い作品だった。安楽死、考えさせられた。皆さん素敵すぎて、自分もこの宿に泊まっているお客のひとりのような気持ちだった。ありがとう。

個の多様性を認めすぎる近代の流れに超違和感を覚えるが、同時に私たちは関係性の中で生きていることの意味をあらためて考えさせられた。

何の予備知識もなく来た。まさかの深い話で号泣した。ブラボー!素晴らしかった。人生で観た劇の中でも間違いなく記憶に残るものになった。

人生、生きるのも死ぬのも本当に大変。久々に麻布演劇市を見させてもらったが、考えさせられることばかりでリアルだった。自分の人生と重なることもあって、劇なのに本当の世界と思っている。山根さん、大好き。私も頑張る。

難しいテーマによく取り組まれていたと思う。見終わって何か未来が見えたような気持ちになった。まさに月虹をみたような気持ち!

「安楽死がテーマ」と聞いていて、どんよりするのかなぁと先入観があったが、実際、お芝居を観た後はどんよりどころか、すっきりした感じだった。「真希姉の気持ちを尊重しようよ」の気持ちも、長女の気持ちもわかるよね・・・。自分ならどう思うのかと頭の片隅で考えながら鑑賞した。