作:井上ひさし 演出:石塚幹雄

【日時】2015年10月8日(木)~10日(土)

【場所】麻布区民センターホール

【STORY】
昭和20年5月。 
日増しに戦況が悪化する中、軍都広島の紙屋町ホテルに移動演劇隊さくら隊がやってきた。 2日後の広島宝塚劇場公演に向けて稽古に励む隊員たち。 ところがそこに、宿に困った薬売りや、入隊希望の傷痍軍人やらが現れ、そのうえ特高刑事までも・・・。 
共に公演に向けての猛特訓が始まる。 懐かしくもいとおしい夢のような3日間が・・・。
【CAST】	 
神宮淳子  奥山規子
熊田正子  小林朝子
浦沢玲子  小林真命
丸山定男  相場宏
園井恵子  斉城薫
大島輝彦  橋本勇一
戸倉八郎  小沼武司
針生武夫  安原昇
長谷川清  川村富雄
【STAFF】	 
演出    石塚幹雄
演出助手  小林明日香・村田佳代
舞台監督  本川國雄
舞監助手  川村富雄
舞台装置  本川國雄
照明    福田さやか
音響    坂田ひろの
音楽    上田麻衣子
ヴォイストレーナー 出口麻美
振付    飯島あすか
衣装    奥山規子
小道具   斉城薫
制作    小沼武司

♪ご来場いただいた皆さまからの声

安保法案が可決された今、とてもタイムリーなお芝居だった。一人一人の心の中を大事にすることにより大切なものはないと思った。(50代 女性)

現在の日本の世情と重なり、切実さ、切なさがあり、その中に希望や平和への力を感じたお芝居でした。劇団員の皆さんの熱演も心に響きました。ますます演劇が大切な時代ですね。(50代 女性)

祖父母が広島にいました。小さな時よりよく戦争の話を聞いていましたが、あまり聞くのは苦手でした。でも、伝えていく事の大切さを大きくなるにつれて実感してきたように思います。とても良かったです。(30代 男性)

素晴らしい内容でした。今この時代とダブって、叫びだしそうになりました。(60代 女性)

現在、当たり前のことが当たり前ではない世の中、今がとても大切というメッセージを強く感じました。(60代 男性)

地方ではなかなか観る機会がなく、たまたま東京の娘のところに来ていた時に新聞で見ました。良い機会を与えてくれてありがとうございます。その時代を生きてきた人々の社会的な状況の中で、演劇を通して人の心の考えを、ぶれずに貫くことの難しさを学びました。(60代 女性)

14年前の演劇市で「紙屋町さくらホテル」を観て感動し涙を流してから、土くれの大ファンとなりました。いつの日かまた、忘れることのできなかったこの「紙屋町さくらホテル」の再演を心待ちにしていました。14年前とはまた違った、それ以上の感動をもらいました。感謝の気持ちでいっぱいです。(70代 男性)

戦争中という中でも強く明るく楽しく生きようとしている人々の様子が伝わり、悲しい出来事の中の話ではありましたが、あたたかくなるような、観ていて元気が出るような公演でした。(20代 女性)